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日野輝資 和歌短冊 ｢時雨過｣ 幅
商品コード： T411023
日野輝資 和歌短冊 ｢時雨過｣ 幅
｢時雨過｣ きほひくる 嵐の雲も みるかうちに
よそになりつつ 時雨ふる空 輝資
箱書：不詳
料紙：打曇
軸先：象牙
装丁：古裂上装
箱 ：時代桐箱
※日野輝資：弘治元年(1555)－元和9年閏8月2日(1623年9月26日)
戦國時代ー江戸時代前期にかけての公卿 日野唯心とも 日野家28代
當主 官位は正二位･權大納言 藤原北家日野家庶流廣橋家の出身で、
權大納言･廣橋國光の男 初名は廣橋兼保または兼潔といったが、後
に本家筋の日野家を繼いだ天文24年9月、日野家では27代晴光が薨去
したものの、嗣子･晴資は早世してしまっており、後を繼ぐべき子が
なかった そのため、廣橋國光の男･兼保を擁する13代將軍足利義輝
と、飛鳥井雅綱の男･資堯を擁する三好長慶との間で争いが生じた
結局、日野流の柳原資定･廣橋兼秀(兼保の祖父)の賛同を得た義輝の
意見が通り、永禄2年(1559)4月23日に正親町天皇の承認によって、
廣橋兼保の日野家相續が決定、直ちに侍從に任ぜられて日野家當主
(嫡子)の慣例通り將軍家の一字(義輝から｢輝｣の字)を與えられ、日野
輝資と改名した(實家の廣橋家は弟の廣橋兼勝が代わって相續)
輝資は昵近公家衆として15代將軍･足利義昭に仕えるが、天正元年(
1573)7月に義昭が織田信長に対して擧兵するとこれに從った 義昭
が巨椋池の傍にある槇島城に籠城すると、輝資は奉公衆の三淵藤英、
政所の伊勢貞興、同じく昵近公家衆の高倉永相などと共に二條御所
を任された 輝資らは籠城したものの、織田軍に御所を囲まれると、
三淵藤英を一人残して降伏して退城した 輝資は家康側近の僧とし
ては、以心崇伝･天海に次ぐ地位にあったとされている また、禁中
並公家諸法度の編纂にも加わり、その正本は輝資によるものといわ
れている 輝資は文化人としても知られ、千利休に茶の湯を學び、
大名物｢日野肩付｣茶入を所持した(畠山記念館藏)ほか、藤原俊成自筆
の｢千載和歌集｣を所持した この本は後に分割され｢日野切｣と稱され、
複数葉現存している
本紙：丈35.4cm 巾5.3cm
台紙：丈63.0cm 巾24.1cm
装丁：丈137.2cm 巾33.36cm
よそになりつつ 時雨ふる空 輝資
箱書：不詳
料紙：打曇
軸先：象牙
装丁：古裂上装
箱 ：時代桐箱
※日野輝資：弘治元年(1555)－元和9年閏8月2日(1623年9月26日)
戦國時代ー江戸時代前期にかけての公卿 日野唯心とも 日野家28代
當主 官位は正二位･權大納言 藤原北家日野家庶流廣橋家の出身で、
權大納言･廣橋國光の男 初名は廣橋兼保または兼潔といったが、後
に本家筋の日野家を繼いだ天文24年9月、日野家では27代晴光が薨去
したものの、嗣子･晴資は早世してしまっており、後を繼ぐべき子が
なかった そのため、廣橋國光の男･兼保を擁する13代將軍足利義輝
と、飛鳥井雅綱の男･資堯を擁する三好長慶との間で争いが生じた
結局、日野流の柳原資定･廣橋兼秀(兼保の祖父)の賛同を得た義輝の
意見が通り、永禄2年(1559)4月23日に正親町天皇の承認によって、
廣橋兼保の日野家相續が決定、直ちに侍從に任ぜられて日野家當主
(嫡子)の慣例通り將軍家の一字(義輝から｢輝｣の字)を與えられ、日野
輝資と改名した(實家の廣橋家は弟の廣橋兼勝が代わって相續)
輝資は昵近公家衆として15代將軍･足利義昭に仕えるが、天正元年(
1573)7月に義昭が織田信長に対して擧兵するとこれに從った 義昭
が巨椋池の傍にある槇島城に籠城すると、輝資は奉公衆の三淵藤英、
政所の伊勢貞興、同じく昵近公家衆の高倉永相などと共に二條御所
を任された 輝資らは籠城したものの、織田軍に御所を囲まれると、
三淵藤英を一人残して降伏して退城した 輝資は家康側近の僧とし
ては、以心崇伝･天海に次ぐ地位にあったとされている また、禁中
並公家諸法度の編纂にも加わり、その正本は輝資によるものといわ
れている 輝資は文化人としても知られ、千利休に茶の湯を學び、
大名物｢日野肩付｣茶入を所持した(畠山記念館藏)ほか、藤原俊成自筆
の｢千載和歌集｣を所持した この本は後に分割され｢日野切｣と稱され、
複数葉現存している
本紙：丈35.4cm 巾5.3cm
台紙：丈63.0cm 巾24.1cm
装丁：丈137.2cm 巾33.36cm
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